プレップチームでの生活について派遣先キーマンに聞く。

ジェリィ・クィン(Jere Quinn)
セントトーマスモアでのヘッドコーチ歴は37年以上となります。
プレイヤーとしてはセントラルコネチカット州立大学でキャプテンを務め、同大学の通算アシスト数で歴代1位の記録を収めています。
これまで、300人以上のバスケットボール選手をアメリカの大学バスケットボール部へ進学させ、うち250人超が奨学金を獲得しています。 アメリカの大学バスケ部に選手を送り込んでいる数は現役の全米の高校、プレップスクールの中で最多となります。
アメリカのプレップスクールで一番長いコーチ歴を持っており、夏休みには25年以上、バスケットボールキャンプでコーチを行い、世界中でクリニックを開いています。
Q8:コーチの出身はどちらですか?
高校までをニューヨーク市で過ごしました。ニューヨークでは一番のバスケチームでプレーしていました。当時そのチームはニューヨーク州、そして全米でもベストチームのひとつと考えられていました。ニューヨークは好きでした。
その後、セントラルコネチカットステート大学でプレーしました。
Q9:どうしてセントトーマスモアに来られたのですか?
大学のコーチがセントトーマスモアでサマーキャンプをしており、私も毎年2~3週間教えていました。その後大学を卒業しましたが、私がプレーするはずだったチームがつぶれてしまったのです。皮肉なことに、セントトーマスモアのコーチが辞めてコーチのポジションが空いたため、学校からオファーを受けました。臨時コーチだと思っていたのですが、37年間経った今も、臨時コーチをしています(笑)。
Q10:現在、NBAや大学チームでお気に入りのチームはありますか?
私の生徒がプレーするチームは全てお気に入りです。アメリカにはディビジョン1に330チーム、ディビジョン2に300チーム、ディビジョン3に300チームあります。現在は50人近くの選手がプレーしていますが、全てお気に入りのチームです。
その中でも特にお気に入りのプロチームは、デトロイト・ピストンズです。アンドレ・ドラモンドがプレーするきっかけとなったチームだったからです。しかし、現在は20人程の生徒がヨーロッパのプロチームでプレーしているので、そのチームも応援しています。私はいつも自分の生徒がプレーしているチーム、そしてコーチをしているチームも応援しています。現在2人がNBAチームでコーチをしており、また何人かはNCAAディビジョン1~3のチームでコーチをしています。したがって私のお気に入りのチームは、自分の生徒が関わる全てのチームです。
Q11:ここでの仕事は気に入っていますか?
ここで働くことの何が素晴らしいかというと、生徒達をクラスと体育館の両方で支えることができること、また生徒それぞれの夢や目標、そして一生の成長のサポートができることです。また、私がここで働く中で一番好きなことは、生徒が目標を達成する手助けをできるということです。その手助けは生徒やどんな目標かによって毎回異なり、同じ内容であることはありません。もしまた何か仕事を選ばないといけないとしたら、この仕事を選ぶと思います。