留学先はなぜプレップスクールなのですか?

A:まず、英語力の問題です。英語力が一定レベルに達しないとアメリカの大学において、競技はおろか入学さえできない場合があります。大学付属の語学学校入学では運動部には入れません。また高校も、英語力がネックになって、卒業に必要以上の時間がかかる可能性があります。また、プレップスクールには、NCAAのコーチがスカウトのために多く訪れます。 アメリカの大学運動部は少数精鋭で、行けば入れるというものではありません。コーチが選手をスカウトしてくる、逆にスカウトしていない選手はチームに入れないというコーチは少なくありません。コーチにスカウトされるためには、コーチに見られなければいけません。プレップスクール、特にNEPSACに属する学校、その一員であるセント・トーマススクールには練習、試合とたくさんのNCAAコーチがスカウトに訪問し、選手は数的、量的にスカウティングの機会を得られます。セント・トーマススクールのようなプレップスクールでプレーをし、見せる機会を作ることは、大学へのステップとして重要なことと認識されています。

井上雄彦