プレップチームでの生活について派遣先キーマンに聞く。(聞き手:井上雄彦)

ドレル・ライト(Dorell Wright)
サウスケントから2004年のドラフト1巡目19位でマイアミ・ヒート入り
(※2013年、ポートランド・トレイルブレイザーズに在籍)
生年月日:1985年12月2日
206センチ 93キロ

私も両親もサウスケントが私にとってベストの選択だと思ったのです。

I:数あるプレップスクールの中からサウスケントを選んだ決め手はなんでしたか?
W:他のどこと比べてもサウスケントはすばらしい教育を保証してくれますし、自分のプレーをアピールするチャンスも多くあります。そして、教育機関として成績のつけ方など様々な要因を考えて、私も両親もサウスケントが私にとってベストの選択だと思ったのです。
I:チリアスコーチはどんな人ですか?
W:彼は最高の人ですよ。彼は非常に落ち着いたコーチですが、しくじったり、怠けていると非常に厳しく接してくれました。ぼくらの同期のときもそうですし、これから卒業する子達に対してもそうですが、常にぼくらのことを真剣に考え、すべての試合が、最後の試合であるかのように全力で戦うように指導してくれました。最高の仕事をしている、最高のコーチだと思います。
I:今でもよく電話しているそうですが?
W:はい、よく話しています。
I:あなたのゴールはなんですか?
W:今の自分にとっての目標は、自分が成りうる最高のプレーヤーになり、チームメイトを高め、ベストと思われることをすべて行なうことです。
I:そのゴールに向かって、今、どのあたりにいると思いますか?
W:まだ歩き出したばかりです。おっしゃったように最初の2年間はプレーをさせてもらえませんでした。今年、初めてプレーをさせてもらっているわけです。私は3年目の21歳で、まだまだ長いキャリアが待っています。今の自分には限界は見えていません。
I:来年、日本からサウスケントに選手が行くことになりますが、何かメッセージはありますか?
W:あそこでは、気楽に過ごすことですね。みんな色んな所から集まってくるわけですから、当然、今までとは違う環境で生活することになります。そこで提供されるちょっとした遠足や、コミュニティで行なっているちょっとした行事などに参加して楽しむことが若いうちには大切です。大きな家族みたいなものですから、新しい人たちと知り合い、気楽に過ごし、何よりも楽しむことです。こうして知り合った友人が将来どうなるか、わかりませんしね。ひょっとしたら同じ学校から次の大統領が選ばれるかもしれません。繰り返しになりますが、おもいっきり楽しむことです。