

- サウスケントから2004年のドラフト1巡目19位でマイアミ・ヒート入り
(※2013年、ポートランド・トレイルブレイザーズに在籍)
生年月日:1985年12月2日
206センチ 93キロ

- 井上(以下I):3年目の今年は、今までに比べてずっといいプレーをしていますが、何が一番変わったのですか?
- ライト(以下W):最も大きな違いは出場機会に恵まれ、それに合わせて成熟してきたという経験だと思います。最初の2年間はどちらかというと肉体面も精神面も鍛えていた期間でした。今年はしっかり準備ができているのでいい成績が残せているのだと思います。
- I:マイアミ・ヒートの調子は今ひとつですが、後半戦に向けての展望は?(注1)
- W:まだ我々には5割復帰の可能性が残っていますし、今はそれを第一に考えてやっています。オールスター前までにまだ6試合組まれていて、これはつまり1週間に5試合ということですが、5割復帰の絶好の機会だと思っています。戦列を離れていた選手もみな帰ってきました。シャックも今夜復帰しますし、我々はただ1試合1試合を勝てるように精一杯やるだけです。我々は成熟したチームですので、勝ち方を心得ていますし、チャンピオンにもなったことがありますので、今は1つ1つの試合に勝って5割に復帰することが最大の目標です。
(注1:インタビューは2007年2月1日に行われ、その時点でヒートは21勝25敗だった)
- I:サウスケントで印象に残っていることを教えてください。
- W:そうですね、あそこは自分だけの小さな世界みたいなものでしたね。右も左もよくわからない状態でしたが、異なるコーチや人との出会い、故郷から離れて学校へ行き、大学生活の準備をするというその経験そのものがすばらしいです。精神的に、肉体的に、あらゆる面においてバスケットボールに集中ができると同時に、大学進学のための授業にもきちんと対応できましたので、大学への準備は万全でした。
- I:でも、結局は大学に行かずに直接NBA入りしたのはなぜですか?
- W:自分の目標、夢を早期に実現できると感じましたので、この機会を最大限活かそうと思ったのです。せっかくのチャンスだったのですから乗らない手はありません。